のぶちゃんのおおきなて (三章)


はじめてのえっち


雑誌に書いてある体験談とか、友達の話によると
相当覚悟が必要らしい

でも、のぶちゃんとなら、痛くてもガマン出来ると思った
てゆうか、こないだトイレで味わった苦しみより辛いものは
おそらくこの世にないだろうとも思う。実はちょっと肝が座っていた


でもさ、実際すんごい戸惑った
何がって、体験談にないことが多すぎた



12月24日、21:00
さちの、初えっちが始まった


いっぱいいっぱいキスをした
のぶちゃんの唇は、さちの唇だけでなく
瞼に、額に、首筋に

脳みそが蕩けそうだ。しかも、首筋に唇をあてられると、ぞわぞわぞわってする

いやな気持ちじゃない。
むしろ、おそらくこの世にこんなきもちのいいことはないとおもう


首筋をなめられながら、のぶちゃんの手がさちの胸を触る
大きな手で包み込んで、ゆっくり動く

ああ、もうどっかにいっちゃいそう…


セーターを捲り上げられて、ブラを外された時は死ぬほど恥ずかしかった
どんなにすきなひとでも、こんなちっこい胸を見られるのは恥かしい
脇に力を入れてきゅって寄せて、ちょこっとでも大きくなるように頑張ってみた

のぶちゃんは、あ、巨乳になった、って言って笑った
む、失礼なやつ!


うぁぁぁぁぁぁぁ…!!!!


のぶちゃんがさちのちくびを口に入れた

…どうしよう、すごいきもちいい

思わず声が出そうになって、唇をぎゅうっと噛み締めた


さちはおかあさんになれそうもない
赤ちゃんにちくびを吸われてこんなに気持ち良くなってしまったら
おっぱいなんてぜったい飲ませられない


まにゅある通りに、のぶちゃんの手が下着の中にそぉっと入って来た
そおっとそぉっと、撫でるように指が動く

うぁ、うぁ、うぁ!!!!
き、き、き、きもちいい…

さっきよりも気合を入れて声を殺した


どこにも書いてなかったぞ
こんなに気持ちいいだなんて誰も言ってなかったぞ


のぶちゃんはそこを触りながら、だいすきだよって言ってキスするけど
ダメだ、返事も出来ない
今口を開いたら変な声が出る


それよりもどうしよう!!
のぶちゃんに会う前に、お風呂に入ってキレイに洗ったのに
最悪だ、めちゃくちゃぬるぬるしてる


ちょっとたいむ、お風呂入りたいよ


でもそんなタイミング、いつ作ればいいんだ?
言いたかったけど、言えなかった


のぶちゃんの手がするすると下着を降ろす
のぶちゃんの手は器用だ
てゆうかこのひとののうみそはいくつあるんだろう

キスをするのうみそと、手を動かすのうみそと
さちが見初めたこの大きな手は、やっぱりすごい


のぶちゃんは唇をゆっくり離し、上体をさちの身体の下のほうにずらしていった


…!!
ダメ!! のぶちゃんだめ!!!!
汚いの!!すごくきたないの!!!!


のぶちゃんがぬるぬるになったとこに口を付けたからめちゃめちゃ抵抗した
こういう行為があるのは知ってる
でもこんないやらしいことは100年早い、ちょっと待って、


大丈夫、全然きたなくないよ


首筋をなめたように、ぬるぬるになったところに舌を動かす


うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…!!!!!!

思わず声が出てしまった。恥かしくて死にそうなのに、死にそうなくらいきもちいい
一体どうしたらいいんだ??

とける、あそこがとけてしまう、


こんなに気持ちいいってことがバレたら、すごくいやらしい女だと思われてしまう
そうだ他のことを考えよう


明日学食で何を…  食べ…  う、ぁ、ぁ、ぁとける… あそこがとける…

ダメだ、他のことなんて考えられない
一度口から出た、えっちビデオのおねぇさんが発するような声も、もう止まらない
さちは好きなひとに、完全いやらしい女だって思われたに違いない。最低だ
こんなことなら痛いほうがマシだ


そんなさちの思いも知らないで、恥ずかしいところにいやらしくキスをしながら
ぬるぬるのところに指を少し入れて、ぐちゃぐちゃとかき回した


ぬるぬる、ぬるぬる、ぐちゃぐちゃ、ぐちゃぐちゃ


う、 う… う…

ダメだ、どこまで気持ちよくなるの?



…あ、ダメだ、 もうダメだ


…のぶちゃん、のぶちゃん、ああっ、のぶちゃ、

我慢しないで、いいよ、もっと気持ちよくなって、


のぶちゃん、のぶちゃん、
ん、んんっ!! んっ…



のぶちゃんの指の動きが止まる


何かが終わった

気持ちいいが終わった


身体の力が抜けて、ぼーっとする
胸の鼓動が速く、身体が熱い



目を開けて


のぶちゃんの声でおそるおそる目を開けた
いつものやさしいのぶちゃんの目がそこにあったから、途端に後ろめたくなった


のぶちゃん、正直に言います
こんなにのぶちゃんが好きなのに、身体を触られて、快楽のとりこになってました
さち、今分かりました。みだらな女です


のぶちゃんは笑った

快楽のとりこになったなんて、さち、最高だ
僕、みだらなさち、大好き


えっ?のぶちゃん、えっちなの

うん、すごくえっち

さちとは、すきだから、えっちするんじゃないの?

すきだから、一緒にみだらなことをしたい
さちが気持ちいいと、すごくうれしい
気持ちいいを我慢しないで


のぶちゃんは、お見通しだ。さちが死ぬ気で我慢してたのを知ってる


さちはのぶちゃんを、どうしたら気持ちよくしてあげられる?


僕もみだらな思いをしてもいい?

うん、うん、みだらになって


ちょっと痛いよ

ぜんぜん平気


のぶちゃんの優しい目が、真剣な目つきになった
そして荒のように、いやらしくて情熱的なキスをしてきた


のぶちゃんがゆっくり体を重ねる


ぬるぬるのあそこに、のぶちゃんのおちんちんらしきものがあたった

のぶちゃんの息が漏れた

さきっちょが、出たり入ったり動く
きもちいい、ぜんぜん痛くないじゃないか


…はぁ、はぁ、


のぶちゃんの呼吸が荒くなった
そっと目を開けると、のぶちゃんが苦痛に歪んだ顔をしていた
きもちいいんだ、きっと、すごく

少しづつ、奥のほうに入っていくのが分かる
次第にのぶちゃんの息遣いが、声に変わっていった


ああっ、さち、さち、


ぬるぬる、ぬるぬる、


だんだん異物感がおおきくなる


さち、さち… ああ、ああ、


ぬるぬる、ぬるぬる


のぶちゃんも、今みだらなおもいをしている
おそらく、今さちのあそこはいたいに違いない
でものぶちゃんがすごく気持ち良さそうでそれどころじゃない


痛くない?

ううん、今それどころじゃないよ
もっと気持ちよくなって、

もうダメになりそうなくらい、気持ちいい


のぶちゃんは眉間に皺を寄せてそう言った
うれしくて、涙が溢れて目じりの端を伝った


痛いの?

ううん、嬉しいの


さっきのぶちゃんが言った思いが今分かる
のぶちゃんも、さちがみだらな思いをしてるとこんな風に嬉しいんだ


ああ、ああ… さち、ああ、

…いたいっ!!


もうどんなに痛くなってもいい
こんなん全然平気
引けそうになった腰を、突き出した

あたたたたたっ!!!!

思わず目を閉じた


痛い?痛かった?

やめないで!! 全然平気!! お願いやめないで!!


のぶちゃんの引けた腰を両手で掴んだ
また、のぶちゃんが動き出した


…はぁ、はぁ、 さち、さち、
さち、さち…


気持ちいいんだ、のぶちゃん気持ちいいんだ



さち、さち、ああ、さち、大好き

ああ、


ああ…!!


のぶちゃんの動きが止まった
のぶちゃんはさちの肩に顔を埋めて、大きく息を吐いた
首筋が濡れた

…泣いてるの?



抱き合って、いっぱいキスをして、2人で泣いた

肌を伝って直に
のぶちゃんのぬくもりを感じる
冬なのに、はだかなのに、あったかいね

はだかで抱き合うって、ぬくもりを分かち合うことなんだね


えっちって素敵だ
えっちって、みだらだけど、すきを伝え合う行為なんだ

いつまでもいつまでも、2人は抱き合っていた




のど、乾かない?
そう言われて喉がカラカラだったことに気付いた


のぶちゃん、紅茶好き?紅茶入れようか?

ああ、紅茶飲みたい!


ベッドを降りようとしたら、下腹に生理痛のような痛みが一瞬走った



ふと、ベッドのほうに目をやると

のぶちゃんが腰の下に引いてくれたバスタオルはくしゃくしゃになっていて
いっぱい、血がついていた


それを見て、初めて

さち、びびった


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